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画帖・折帖の買取|帖装の書画作品を査定
画帖とは、絵や書を貼り込み、または折り本に仕立てた冊子形式の作品のことです。画帖・折帖の買取は、収められた作品数と各面の作家を確認して査定します。日本画家の写生帖、書の折帖、寄せ書き帖などに対応し、抜けや剥がれのある冊も拝見します。冊のまま宅配でお送りいただけます。

画帖・折帖の買取対応品目
このページの要点
- 画帖・折帖の買取は、収められた作品数と各面の作家を確認して査定します。
- 価格帯:近代の印刷画帖・複製折帖0〜3,000円/書の折帖・法帖3,000〜20万円/複数作家の寄せ書き帖1万〜30万円/江戸期の画帖・粉本2万〜40万円/著名作家の写生帖・スケッチ帖3万〜50万円/近代の著名日本画家の肉筆画帖10万〜100万円(面数が多く共箱がある場合)。
- 見るところ:作者、図の点数、保存状態の3点です。
- 抜けや剥がれ:一部が剥がれている冊も拝見します。剥がれた紙は捨てずに一緒にお出しください。
- 実績例:近代日本画家の肉筆画帖(24面・共箱・全面そろう)46万円、複数作家の寄せ書き帖(32面)18万円という取引例があります。
紙を折り畳んで冊子状に仕立て、面ごとに書画を収めたものを帖装といいます。蛇腹に折られた折帖、表紙で綴じた冊子型など形式はさまざまです。
- 画帖。日本画家が描いた絵を面ごとに収めたもの。
- 写生帖・スケッチ帖。作家が実地で描いた記録。下絵として重要な資料になることがあります。
- 書の折帖。法帖(手本として編まれた書)、漢詩を書いた帖。
- 寄せ書き帖。複数の作家が一面ずつ書画を寄せたもの。
- 色紙帖・短冊帖。色紙や短冊を貼り込んだ帖。
- 拓本を貼り込んだ帖、印譜(印影を集めた帖)。
- 近代の印刷による画帖、複製の折帖。
画帖の買取価格帯の目安
画帖は「一冊にいくつの作品が入っているか」が単価を押し上げます。収載作家の顔ぶれが評価の中心です。
| 区分 | 買取価格帯の目安 | 上限側に振れる条件 |
|---|---|---|
| 近代の著名日本画家の画帖(肉筆) | 10万〜100万円 | 面数が多い、共箱、全面そろう |
| 著名作家の写生帖・スケッチ帖 | 3万〜50万円 | 資料性が高い、来歴が追える |
| 複数作家の寄せ書き帖 | 1万〜30万円 | 著名作家が複数含まれる、面数が多い |
| 江戸期の画帖・粉本 | 2万〜40万円 | 流派が判明する、描写が丁寧 |
| 書の折帖・法帖 | 3,000〜20万円 | 時代が古い、拓の質がよい |
| 近代の印刷画帖・複製折帖 | 0〜3,000円 | 状態良好、揃いで残る |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
形態別の比較は掛軸以外の書画買取(日本画・洋画・版画ほか)をご覧ください。
評価のポイント(作者・図の点数・保存状態)
画帖は一冊の中に複数の要素が同居するため、次の順に確認します。
- 作者
- 各面の落款・印を確認します。一人の作家によるもの(単一作家の画帖)か、複数作家によるもの(寄せ書き帖)かで評価の考え方が変わります。
- 面数・点数
- 収められた作品の数。単純に多いほど評価が上がるわけではありませんが、同じ作家であれば点数が金額に反映されます。
- 肉筆かどうか
- 斜めから光を当てて絵具や墨の厚みを確認します。印刷の画帖は値が付きにくくなります。
- 表紙と装丁
- 裂張りの表紙、題箋(題名の紙)、留め具の造り。上質な装丁は当時の格を示します。
- 共箱・箱書
- 桐箱に作家や旧蔵者の書付があれば、来歴の裏づけになります。
- 保存状態
- 折り目の裂け、面の剥がれ、シミ、虫食い。蛇腹の折り目は開閉を繰り返すと弱ります。
状態と価格の関係は掛軸の査定基準、作者の調べ方は落款・印章から作者を調べる方法をご覧ください。
画帖はどこを見て評価しますか?
収録作家、図の点数、各面の保存状態です。作家がばらばらの寄せ集めでも、1面でも評価の高い作が含まれていれば全体の金額が上がります。
よくある誤解:寄せ書き帖は素人の落書きだから値が付かない
寄せ書き帖は複数の作家が一堂に筆を執った記録で、著名作家が複数含まれ面数が多いものは1万〜30万円で評価されます。誰の筆か分からない状態でも、1面ずつ落款を確認して選別します。
寄せ書き帖・書画帖の扱い
複数の作家が一面ずつ書画を寄せた帖は、明治から昭和にかけて広く作られました。文人の交流や、記念の会で回された帖が多く残っています。
評価の考え方
- 含まれる作家の顔ぶれが最も大きく効きます。一人でも著名な作家が入っていれば、その面が評価の中心になります。
- 面数が多いほど、値の付く面が含まれる可能性が高くなります。
- 誰が集めた帖か(旧蔵者)が分かると、来歴として加点されます。表紙や箱に記載があれば一緒にお出しください。
- 署名だけで絵のない面、無名の作家の面も含まれるのが通例です。それだけで対象外にはなりません。
面を外して売らないでください
「有名な作家の面だけ取り出したほうが高いのでは」というご相談をいただきますが、外す際に紙が裂ける、糊の跡が残るといった損傷が起きやすく、帖としての評価も失われます。冊のままお出しいただき、外すべきかどうかは査定の際にご相談ください。
色紙や短冊が貼り込まれた帖については色紙・短冊買取もご参照ください。
画帖の買取実績
画帖・折帖の買取実績は2,000円から46万円の幅に分布しています。金額を分けたのは収録作家の評価と、各面の保存状態です。お受けした画帖・折帖の例です。過去の個別の取引であり、収載作家と状態によって金額は変わります。
| 品物 | 状態・付属 | 買取価格 |
|---|---|---|
| 近代日本画家の肉筆画帖(24面) | 共箱、全面そろう | 46万円 |
| 物故作家の写生帖 3冊 | まとめて、表紙に傷み | 12万円 |
| 複数作家の寄せ書き帖(32面) | 剥がれ3面、旧蔵者の記載あり | 18万円 |
| 江戸期の粉本(流派判明) | 虫食いあり、折り目に裂け | 5万5,000円 |
| 近代の印刷画帖 5冊 | 状態良好、箱付き | 2,000円 |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
他の事例は掛軸・書画の買取実績をご覧ください。
一部が剥がれている画帖も買取できますか?
できます。剥がれた面は捨てずに一緒にお出しください。ご自身で貼り直すと接着剤の跡が残り、かえって減額になります。
一部が剥がれている場合の査定
帖装は糊で貼り込む構造のため、経年で面が浮いたり外れたりします。これは古い帖では通常のことで、それだけで対象外にはなりません。
- 外れた面は捨てずに一緒にお出しください。元の帖と組み合わせて評価します。
- どの位置から外れたか分かる場合は、その旨をお伝えいただけると助かります。
- ご自分で貼り直さないでください。現代の接着剤は紙を変色させ、後の修復を難しくします。
- 面が抜けている(元からない)場合は、そのぶんを見込んで評価します。抜けた面が他の場所にないか、一度お探しください。
- 折り目が裂けて蛇腹が分かれている場合も、全て揃っていれば大きな減額にはなりません。
修復は査定の後に
修復には費用がかかり、買取見込額を上回ることもあります。まず現状のまま査定を受け、必要であればその後にご検討ください。判断材料は掛軸の修理・修復にまとめています。
買取の流れと宅配買取の使い方
画帖は一冊にまとまっているため、宅配買取と相性のよい品目です。受付は24時間、LINEまたはメール(申込フォーム)で承ります。査定料・宅配送料・返送料・キャンセル料はいただきません。
- 表紙、題箋、代表的な面を数面、落款部分、桐箱の写真をお送りください。
- 概算の価格帯をご返信し、送り方をご案内します。
- 冊のまま緩衝材で包み、箱に入れて発送してください。
- 到着後に一面ずつ確認し、金額と根拠をご説明します。
- ご納得いただけた場合のみお取引に進みます。ご希望に添えない場合は返送します。
梱包の注意
- 帖は平らな状態で、面を上にして箱に入れます。立てないでください。
- 留め具や紐がある場合は、緩めに留めます。
- 外れた面がある場合は、薄紙に挟んで一緒に入れてください。
- 桐箱がある場合は箱ごと梱包します。
詳しい手順は宅配買取、点数が多い場合は出張買取、全体の流れは買取の流れ・必要書類をご覧ください。
色紙・短冊ページのご案内
画帖と近い品目について、それぞれのページをご案内します。形式の判断が付かない場合も、どのページからお申し込みいただいても構いません。
- 色紙・短冊買取単独の色紙・短冊、台紙に貼られたもの。
- 絵巻物買取巻子装の作品。開かずに査定を依頼する方法も掲載。
- 古文書・書簡買取冊子や一括の文書類。資料的価値から評価します。
- 日本画買取画帖の作家が特定できた場合の相場の参考に。
作家別の価格の目安は作家別 掛軸買取価格一覧、取扱作家は取扱作家一覧と作家別の買取価格の目安からご確認いただけます。書画全般の入口は掛軸以外の書画買取(日本画・洋画・版画ほか)、掛軸の分類は掛軸の買取品目一覧(15カテゴリ)です。お申し込みは無料査定お申し込みからどうぞ。
ほかの書画は掛軸以外の書画買取(日本画・洋画・版画ほか)から確認できます。関連するページは色紙・短冊買取、絵巻物・巻物買取をご覧ください。
よくあるご質問
画帖や折帖はいくらで買い取ってもらえますか
目安は、近代の著名日本画家の画帖(肉筆)が10万〜100万円、著名作家の写生帖・スケッチ帖が3万〜50万円、複数作家の寄せ書き帖が1万〜30万円、江戸期の画帖・粉本が2万〜40万円、書の折帖・法帖が3,000〜20万円、近代の印刷画帖・複製折帖が0〜3,000円です。実績では近代日本画家の肉筆画帖(24面、共箱、全面そろう)が46万円でした。
画帖の評価は何で決まりますか
収録作家、図の点数(面数)、各面の保存状態の3点です。作家がばらばらの寄せ集めでも、1面でも評価の高い作が含まれていれば全体の金額が上がります。全面そろっているか、共箱があるかも評価に加わります。実績では複数作家の寄せ書き帖(32面、剥がれ3面、旧蔵者の記載あり)が18万円でした。
一部が剥がれている画帖でも買い取ってもらえますか
お受けします。剥がれがない状態が理想ですが、剥がれた面が残っていれば一緒にお出しください。実績では剥がれ3面のある寄せ書き帖(32面)が18万円でした。自分で貼り直すと粘着剤が浸透して評価を下げますので、そのままの状態でお願いします。テープやのりの使用は特に避けてください。
寄せ書き帖や書画帖も対象になりますか
対象です。複数作家の寄せ書き帖は1万〜30万円が目安で、著名作家が複数含まれ面数が多いものは上限側に振れます。旧蔵者の記載や、揮毫の経緯が分かる書き込みも来歴の手がかりになりますので、そのまま残しておいてください。作家の判読は不要です。
写生帖やスケッチ帖にも値段は付きますか
対象です。著名作家の写生帖・スケッチ帖は3万〜50万円が目安で、資料性が高く来歴が追えるものは上限側に振れます。実績では物故作家の写生帖3冊(まとめて、表紙に傷み)が12万円でした。本画と比べると価格帯は下がりますが、素描や下絵も含めて評価します。
江戸期の粉本や書の折帖も扱っていますか
扱っています。江戸期の画帖・粉本は2万〜40万円が目安で、流派が判明し描写が丁寧なものは上限側に振れます。実績では江戸期の粉本(流派判明、虫食いあり、折り目に裂け)が5万5,000円でした。書の折帖・法帖は3,000〜20万円が目安で、時代が古く拓の質がよいものが評価されます。
印刷の画帖にも値段は付きますか
近代の印刷画帖・複製折帖は0〜3,000円が目安で、状態が良く揃いで残っていれば値が付きます。実績では近代の印刷画帖5冊(状態良好、箱付き)が2,000円でした。値が付かない場合は正直にお伝えします。判別は10倍程度のルーペで淡い色の部分を見て、規則的な網点が見えれば印刷です。
画帖はどうやって送ればよいですか
画帖は一冊にまとまっているため、宅配買取と相性のよい品目です。開かずに冊のまま、緩衝材で包んで箱に入れてください。桐箱がある場合は箱ごとお送りください。折帖は蛇腹が広がらないよう紐や帯をそのままにしてください。査定料・宅配送料・返送料・キャンセル料はいただきません。受付は24時間、LINEまたはメール(申込フォーム)で承ります。