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版画買取|リトグラフ・木版画・シルクスクリーンの査定

版画とは、版を作って紙に刷る作品で、リトグラフ・シルクスクリーン・木版などの技法があります。版画の買取は、エディション番号・サイン・刷りの技法を確認して査定します。リトグラフ、シルクスクリーン、木版画に対応し、額装のままで構いません。証明書や外箱が残っていればあわせてご提示ください。

畳に広げた山水画・花鳥画・一行書の掛軸三幅(版画買取/イメージ)

版画買取の対応品目(技法別)

このページの要点

  • 版画の買取は、エディション番号・サイン・刷りの技法を確認して査定します。
  • 価格帯:エディション表記のない複製・ポスター0〜3,000円/国内中堅作家3,000〜5万円/江戸〜明治の浮世絵版画3,000〜100万円/国内人気作家の代表シリーズ5万〜50万円/海外の著名作家(真作)3万円以上(証明書と直筆サインがある場合)。
  • エディション:「12/50」のように分母が小さいほど希少で、鉛筆による直筆サインが加点になります。
  • 技法の見分け方:リトグラフは版の粒子、シルクスクリーンはインクの厚み、木版は紙の凹凸で判別します。
  • 実績例:海外著名作家のリトグラフ(証明書あり)42万円、国内人気作家のリトグラフ(直筆サイン)28万円という取引例があります。

版を用いて刷られた作品を扱います。技法によって制作の手間と流通量が違い、それが評価に反映されます。

  • リトグラフ(石版画)。水と油の反発を利用した平版。近現代の版画で最も多い技法です。
  • シルクスクリーン。版を通してインクを押し出す孔版。インクに厚みがあり、鮮やかな発色が特徴です。
  • 木版画。版木を彫って摺るもの。浮世絵から創作版画、新版画まで。
  • 銅版画(エッチング、ドライポイント、メゾチント、アクアチント)。
  • ミクストメディア(複数の技法を組み合わせたもの)。
  • 浮世絵版画。江戸期から明治期の錦絵。

掛軸に仕立てられた木版・複製は木版画・複製掛軸買取で扱います。額装の日本画・洋画は日本画買取と洋画買取をご覧ください。

版画の買取価格帯の目安

版画は同じ作品が複数存在するため、作家と作品の人気、そしてエディションの規模が価格を決めます。

版画 買取価格帯の目安
区分買取価格帯の目安上限側に振れる条件
国内人気作家の代表シリーズ5万〜50万円人気作、エディションが小さい、状態良好
海外の著名作家(真作)3万〜数百万円証明書あり、直筆サイン、刷りが良好
国内中堅作家3,000〜5万円直筆サインとエディション表記
江戸〜明治の浮世絵版画3,000〜100万円初摺に近い、色の残り、絵師と主題
エディション表記のない複製・ポスター0〜3,000円額に価値がある場合

掲載価格について

市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。

版画を多く残した作家としては東山魁夷、平山郁夫のご相談が多くあります。

エディション番号・サイン・刷りが価格に与える影響

版画特有の価格決定要素です。作品の下部余白を確認してください。

エディション番号

左下に「25/100」のように分数で書かれます。下の数字が総発行部数、上の数字が何枚目かを示します。総部数が少ないほど希少性が高く、評価も上がります。100部以内が一般的で、300部を超えると評価は控えめになります。

数字以外の表記もあります。

  • AP/E.A.…作家保存用の刷り。通常のエディションとは別枠で、同等かやや高く扱われることがあります。
  • P.P.…摺師保存用。
  • H.C.…非売品として刷られたもの。
  • T.P./B.A.T.…試し刷り、校正刷り。

サイン

右下に鉛筆で直筆署名があるのが一般的です。版に刷り込まれたサイン(版上サイン)と、鉛筆の直筆サインは別のもので、評価が違います。鉛筆の線は拡大すると黒鉛の粒が見え、紙に沈んでいます。

刷りの状態

インクの発色、余白の日焼け、フォクシング(茶色い斑点)、波打ちを確認します。額に入れたまま長期間掛けていた作品は、マットの内側だけ日焼けしていることがあります。

作家別のエディション表記の確認方法は東山魁夷の作品買取、平山郁夫の作品買取にも掲載しています。

エディション番号は価格に影響しますか?

します。総部数が少ないほど評価が上がり、鉛筆の直筆サインがあることも条件になります。番号もサインもない刷り物は複製画として扱います。

ご依頼のなかでは、額の裏に保証書が入ったまま忘れられている例がしばしばあります。額を開ける前に、裏面も撮影してお送りください。なお刷りが退色し、サインもエディション番号もない複製画は、真贋以前に商品価値がなく値が付かないことがあります。宅配買取では、ガラス面を外してから梱包してください。

よくある誤解:版画は複製だから価値がない

版画は作家が制作に関与した作品で、複製画とは区別されます。鉛筆サインとエディション番号のある版画は3,000円から50万円まで幅があり、番号もサインもない印刷のポスターとは扱いが異なります。

技法の見分け方(リトグラフ・シルクスクリーン・木版)

技法が分かると評価の見当が付きます。10倍程度のルーペがあると確実です。

技法別の見分け方
技法確認できる特徴
リトグラフインクが平坦。拡大すると不規則な粒状の模様。版の縁に凹みが出ないことが多い
シルクスクリーンインクに厚みがあり、指で撫でると段差を感じる。色面がベタで均一
木版画和紙に摺られ繊維が見える。色の縁がわずかにずれる。バレンの跡や紙の凹みが残ることがある
銅版画版の外周に長方形の凹み(プレートマーク)がある。線が盛り上がって触れる
オフセット印刷(複製)ルーペで規則正しい網点が見える。版画ではありません

網点が見えたら複製です

規則的に並んだ点が見える場合、それは版画ではなく写真製版による印刷(複製)です。エディション番号らしき数字が入っていても、網点があれば複製と判断します。判別が難しい場合はそのままご相談ください。

複製との違いは贋作・複製掛軸の見分け方でも解説しています。

リトグラフとオフセット印刷はどう違いますか?

リトグラフは版から直接刷った作品、オフセット印刷は写真製版による複製です。拡大して規則正しい網点が見えれば後者です。

この記事に出てくる用語

エディション
その版で何枚摺られたかと、その中の何枚目かを示す番号です。「12/50」であれば50枚中の12枚目という意味で、分母が小さいほど希少とされます。
リトグラフ
水と油の反発を利用して平らな版から刷る、平版の技法です。拡大すると版の粒子が見え、インクの盛り上がりはほとんどありません。
シルクスクリーン
細かい網目の版にインクを通して刷る、孔版の技法です。インクに厚みがあり、指で触れると表面のわずかな盛り上がりが分かります。
木版画(もくはんが)
版木を彫り、色ごとに紙へ摺り重ねる凸版の技法です。紙に版木の当たりによる凹凸が残ります。江戸〜明治の浮世絵版画は3,000〜100万円の幅で扱われます。

版画の買取実績

版画の買取実績は4,000円から42万円の幅に分布しています。金額を分けたのはエディション番号と直筆サインの有無、刷りの状態です。お受けした版画の例です。過去の個別の取引であり、同じ作品でも刷りと状態によって金額は変わります。

版画の買取例
品物状態・付属買取価格
国内人気作家のリトグラフ(人気シリーズ)直筆サイン、額装、状態良好28万円
海外著名作家のリトグラフ証明書あり、余白に薄い日焼け42万円
国内中堅作家のシルクスクリーンエディション・サインあり1万8,000円
明治期の浮世絵版画 3枚色の残りよい、端に折れ6万5,000円
エディション表記のない複製画 8点まとめて、額付き4,000円

掲載価格について

市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。

他の事例は掛軸・書画の買取実績をご覧ください。

証明書・額装の有無と査定の関係

版画は付属物が残っているかどうかで評価が変わりやすい品目です。

  • 証明書(真作証明・鑑定書)…海外作家の作品では特に重要です。作品と一緒に保管されているか確認してください。
  • 販売元の資料・領収書…来歴をたどる材料になります。
  • タトウ(作品を包む厚紙の折り箱)、外箱…あれば一緒にお出しください。
  • 額装…評価の中心は作品本体ですが、作品保護の観点から額に入ったままのほうが安全です。外さずにお出しください。
  • マット(作品の周囲の厚紙)…酸性のマットは紙を変色させることがあります。焼けの程度を確認します。

額から外す作業は無理をしないでください

裏板の留め具を外す際に紙を折る、指紋を付けるといった事故が起きやすく、そのまま減額につながります。額に入ったまま拝見しますので、そのままお出しください。

額そのものの扱いは額装絵画買取をご覧ください。

買取の流れと宅配買取での送り方

版画は軽く、宅配買取と相性のよい品目です。受付は24時間、LINEまたはメール(申込フォーム)で承ります。査定料・宅配送料・返送料・キャンセル料はいただきません。

  1. 作品全体、エディション番号とサインの部分、証明書、傷みの部分を撮影してお送りください。
  2. 概算の価格帯をご返信し、送り方をご案内します。
  3. 額装のままか、額から外れている場合はタトウに入れて発送してください。
  4. 到着後に確認し、金額と根拠をご説明します。
  5. ご納得いただけた場合のみお取引に進みます。ご希望に添えない場合は返送します。

梱包のポイント

  • 額装品はガラス面に養生テープを貼り、段ボールで挟んでから箱に入れます。
  • 額なしの作品は、平らな厚紙で挟んで固定します。丸めないでください。
  • 複数枚を重ねる場合は、間に薄紙を挟みます。

詳しい手順は宅配買取、方法の比較は掛軸の買取方法4種類の比較をご覧ください。

対応エリアと無料査定

全国41店舗と出張・宅配で対応しています。点数が多い場合や大型の額装作品がある場合は、出張で伺います。ご来店は事前にご連絡をお願いします。

主な地域の窓口は東京都の掛軸買取、神奈川県の掛軸買取、埼玉県の掛軸買取、大阪府の掛軸買取、愛知県の掛軸買取にご案内があります。全体の一覧は対応エリア・全国41店舗からご確認ください。

買取時の本人確認は古物営業法にもとづく義務で、運転免許証などのご提示が必要です。詳しくは買取の流れ・必要書類と古物営業法に基づく表示をご覧ください。お申し込みは無料査定お申し込み、写真での概算はLINE写真査定からどうぞ。

ほかの書画は掛軸以外の書画買取(日本画・洋画・版画ほか)から確認できます。作家別は東山魁夷の作品買取、平山郁夫の作品買取、複製掛軸は複製・木版掛軸買取をご覧ください。

よくあるご質問

版画はいくらで買い取ってもらえますか

エディション番号は査定にどう影響しますか

リトグラフや木版などの技法はどう見分けますか

サインや証明書がない版画でも買い取ってもらえますか

浮世絵版画も対象になりますか

額装したままでも査定してもらえますか

複数枚まとめて送ることはできますか

版画のどこを写真に撮ればよいですか

LINEで無料査定申込フォームで相談
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