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仏壇用掛け軸(御本尊・脇掛)の買取|宗派別に査定
仏壇用掛軸とは、仏壇の内部に掛ける御本尊と脇掛の軸のことです。仏壇に掛かっていた御本尊・脇掛の掛軸は、宗派によって図像と形式が定まっています。宗派の判別、閉眼供養(魂抜き)の要否、仏壇本体の処分とあわせた整理の進め方まで含めてご案内します。

仏壇用掛け軸の買取対応品目(御本尊・脇掛・三尊)
このページの要点
- 仏壇用掛軸は宗派によって図像と形式が定まっており、中央の御本尊と両脇の脇掛で構成されます。
- 価格帯:現代の印刷による御本尊・脇掛0〜2,000円/本山下付の掛軸(近代)1,000〜1万円/明治〜昭和初期の肉筆・木版2,000〜2万円/江戸期以前の肉筆御本尊1万〜30万円(時代と彩色・金泥の残りによります)。
- 評価の要点:手描きかどうか、金襴表装の質、裏書や下付の記録が残るかの3点です。
- 魂抜き:閉眼供養(魂抜き)が済んでいない場合は、菩提寺への依頼の手順からご案内します。
- 実績例:江戸期の肉筆阿弥陀如来像(金泥良好・裏書あり)8万5,000円、唐木仏壇と掛軸・仏具の一括整理5万8,000円という取引例があります。
仏壇の中に掛ける掛軸を対象としています。美術品として鑑賞される仏画は仏画・曼荼羅掛軸買取で扱っており、本ページとは市場が別です。
- 御本尊の掛軸。仏壇中央に掛ける本尊。宗派ごとに図像が定まっています。
- 脇掛(脇侍)。御本尊の左右に掛ける掛軸。祖師や名号などが描かれます。
- 三幅そろい(中央の御本尊と左右の脇掛が一組)。
- 十三仏、名号軸(南無阿弥陀仏などの文字)、法名軸・過去帳とあわせた一式。
- 金襴表装の細身の掛軸、木製の掛軸台に掛かったままのもの。
- 仏壇本体、仏具(燭台・香炉・花立・りん)とあわせた整理。
ご自宅の仏壇を閉じる、住み替えで仏間がなくなる、といった場面でのご相談を多くいただきます。
仏壇掛け軸の買取価格帯の目安
正直に申し上げると、仏壇用掛軸は買取価格が付きにくい品目です。現代の量産品が大半で、需要も限られるためです。ただし例外もあります。
| 区分 | 買取価格帯の目安 | 評価の要点 |
|---|---|---|
| 江戸期以前の肉筆御本尊 | 1万〜30万円 | 時代、彩色と金泥、寺院からの下付の記録 |
| 明治〜昭和初期の肉筆・木版 | 2,000〜2万円 | 手描きかどうか、金襴表装の質 |
| 本山下付の掛軸(近代) | 1,000〜1万円 | 裏書や下付の記録が残る |
| 現代の印刷による御本尊・脇掛 | 0〜2,000円 | 三幅そろい、金襴に傷みがない |
| 仏壇本体・仏具とあわせた整理 | 状況により提示 | 仏壇の材質・年式、仏具の内容 |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
値が付かない場合も、供養や処分の選択肢をあわせてご案内します。他の種類の相場は掛軸買取相場・価格表をご覧ください。
宗派別の掛け軸の種類と評価の違い
宗派によって御本尊と脇掛の組み合わせが決まっています。ご自宅の仏壇がどの宗派か分からない場合は、次の表と照らし合わせてみてください。
| 宗派 | 御本尊(中央) | 脇掛(左右) |
|---|---|---|
| 浄土真宗本願寺派 | 阿弥陀如来 | 親鸞聖人/蓮如上人 |
| 真宗大谷派 | 阿弥陀如来 | 十字名号/九字名号 |
| 浄土宗 | 阿弥陀如来 | 法然上人/善導大師 |
| 曹洞宗 | 釈迦牟尼仏 | 道元禅師/瑩山禅師 |
| 臨済宗 | 釈迦牟尼仏 | 宗派・寺院により異なる |
| 真言宗 | 大日如来 | 弘法大師/不動明王 |
| 日蓮宗 | 大曼荼羅(文字) | 大黒天/鬼子母神 |
| 天台宗 | 阿弥陀如来または釈迦牟尼仏 | 伝教大師/天台大師 |
評価の面では、宗派そのものによる差より、肉筆か印刷か、時代があるかのほうがはるかに大きく効きます。現代の量産品は宗派を問わず控えめな評価です。三幅がそろっていること、金襴の傷みが少ないことは加点材料になります。
宗派ごとの詳しい解説は仏壇の掛軸(御本尊)の扱いと処分にまとめています。
宗派によって仏壇の掛け軸は違いますか?
違います。御本尊と脇掛の組み合わせが宗派ごとに定まっており、浄土真宗では本願寺派と大谷派でも異なります。
査定では、本紙が肉筆か印刷か、表装が金襴かどうか、桐箱や共箱が残っているかを順に確認します。落款や印章のある肉筆の御本尊は数万円台になる例がありますが、量産の印刷軸は値が付かないことがほとんどです。買取の際は古物商としての本人確認をお願いしています。
よくある誤解:仏壇の掛軸は他の宗派の人には売れない
御本尊や脇掛は同じ宗派の家庭で改めて用いられるほか、金襴表装や軸先の素材が評価されることもあります。宗派が分からない場合も、図像と表装から判別できますので、そのままお持ちください。
魂抜き(お性根抜き)が済んでいない場合の進め方
仏壇や御本尊には、開眼供養(魂入れ)によって仏をお迎えするという考え方があり、手放す際には閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)を行うのが一般的な作法とされています。ただし、これは宗派や地域によって考え方が異なります。
宗派による違い
- 浄土真宗では「魂を抜く」という表現は用いず、遷仏法要(せんぶつほうよう)・遷座法要として行われるのが通例です。
- 他の宗派では閉眼供養・撥遣(はっけん)法要などと呼ばれます。
- いずれも菩提寺のご住職に依頼するのが基本です。お布施の目安は寺院によって異なります。
済んでいない場合
供養が済んでいなくてもお預かりできます
閉眼供養が済んでいない状態でも、お引き取り自体は可能です。ただし、お気持ちの面で気がかりが残る場合は、先に菩提寺へご相談されることをおすすめします。菩提寺との付き合いがない、遠方で頼めないといった場合は、地域の寺院や仏具店を通じた方法をご案内します。
供養と買取の順序に決まりはありません。供養を済ませてから査定に出す方も、査定額を聞いてから供養の段取りを決める方もいらっしゃいます。手順の詳細は仏壇の掛軸(御本尊)の扱いと処分と掛軸の処分方法をご覧ください。
魂抜きをしていない掛け軸でも買取できますか?
できますが、先に菩提寺で魂抜き(お性根抜き)を済ませることをおすすめしています。印刷の量産品は値が付かない場合が多く、その際は供養の方法をご案内します。
仏壇の処分に伴うまとめ整理
掛軸だけを取り出して売却されるケースは少なく、多くは仏壇そのものを閉じる場面でのご相談です。あわせて出てくる品を挙げます。
- 仏具一式。燭台、香炉、花立、りん、仏飯器、打敷。真鍮や唐木のものは金属・材質としての評価になることがあります。
- 過去帳、法名軸、位牌。これらは通常お引き取りの対象外で、菩提寺での供養をご案内します。
- 経本、数珠、袈裟。
- 仏壇本体。唐木仏壇、金仏壇。材質と年式によっては評価できる場合があります。
- 仏間に飾ってあった掛軸や置物。これらは通常の骨董品としての査定になります。
仏間や納戸を一度に片付けたい場合は、出張買取で伺い、その場で仕分けから行います。値の付くもの・付かないもの・供養をおすすめするものを分けてご説明します。詳しくは出張買取、遺品整理を伴う場合は遺品整理・生前整理で出た掛軸をご覧ください。
仏壇掛け軸の買取実績
仏壇用掛軸の買取実績は1,500円から8万5,000円の幅に分布しています。金額を分けたのは肉筆か印刷か、金襴表装かどうかの2点です。お受けした仏壇用掛軸の例です。過去の個別の取引であり、同じ宗派でも時代と状態によって金額は変わります。
| 品物 | 状態・付属 | 買取価格 |
|---|---|---|
| 江戸期の肉筆阿弥陀如来像 | 金泥良好、裏書あり | 8万5,000円 |
| 明治期の本山下付 三幅そろい | 金襴に薄い傷み | 1万2,000円 |
| 現代の印刷御本尊・脇掛 三幅 | そろい、状態良好 | 1,500円 |
| 仏具一式(真鍮製)とあわせて | 燭台・香炉・花立ほか | 2万3,000円 |
| 唐木仏壇と掛軸・仏具の一括整理 | 仏間まるごと | 5万8,000円 |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
他の事例は掛軸・書画の買取実績をご覧ください。
買取の流れと出張査定
仏壇の整理を伴う場合は、現地で状況を見ながら進める出張買取が向いています。手順は次のとおりです。
- LINEまたはメール(申込フォーム)でご連絡ください。受付は24時間です。
- 仏壇の中が写った写真、掛軸の全体と裏書、仏具の写真をお送りください。宗派が分からなくても構いません。
- 訪問日を調整します。閉眼供養の段取りが未定の場合も、その旨をお伝えください。
- 現地で仕分けを行い、買取対象・供養をおすすめするもの・処分の方法を分けてご説明します。
- ご納得いただけた範囲のみお取引に進みます。
査定料・出張料・宅配送料・キャンセル料はいただきません。ご自宅に伺って買い取る場合は特定商取引法の訪問購入にあたり、8日間のクーリング・オフと、その期間中の物品引渡しを拒む権利があります。書面をお渡ししたうえで進めます。詳しくは古物営業法に基づく表示と買取の流れ・必要書類をご覧ください。地域の窓口は対応エリア・全国41店舗からご確認いただけます。
仏壇の掛け軸の扱いと処分(関連情報)
売却する・しないにかかわらず、仏壇の掛軸をどう扱うかを知っておくと判断がしやすくなります。宗派ごとの御本尊の見分け方、閉眼供養の依頼先と流れ、掛軸だけを新調する場合の考え方は仏壇の掛軸(御本尊)の扱いと処分にまとめました。
掛軸全般の処分方法は掛軸の処分方法、相続で受け継いだ品の税務上の扱いは相続した掛軸の評価と税をご覧ください。税務については一般論に留めており、個別の判断は税理士等の専門家にご相談ください。
美術品としての仏画(涅槃図・曼荼羅など)をお持ちの場合は仏画・曼荼羅掛軸買取で扱います。仏間に飾ってあった一般の掛軸は掛軸の買取品目一覧(15カテゴリ)から該当する分類をお選びください。
ほかの種類は掛軸の買取品目一覧から確認できます。関連する品目は仏画・曼荼羅掛軸買取、解説は仏壇の掛軸(御本尊・脇掛)をご覧ください。
よくあるご質問
仏壇の掛け軸(御本尊)は買い取ってもらえますか
お受けします。御本尊、脇掛、三尊の掛軸が対象で、宗派が分からなくてもこちらで判別します。目安は、江戸期以前の肉筆御本尊が1万〜30万円、明治〜昭和初期の肉筆・木版が2,000〜2万円、本山下付の掛軸(近代)が1,000〜1万円、現代の印刷による御本尊・脇掛が0〜2,000円です。実績では江戸期の肉筆阿弥陀如来像(金泥良好、裏書あり)が8万5,000円でした。
仏壇の掛け軸は何を見て評価するのですか
肉筆か印刷か、金襴表装かどうかの2点が中心です。加えて時代、彩色と金泥の残り、寺院からの下付の記録や裏書があるか、三幅そろいか、金襴に傷みがないかが評価に加わります。実績では明治期の本山下付三幅そろい(金襴に薄い傷み)が1万2,000円、現代の印刷御本尊・脇掛三幅(そろい、状態良好)が1,500円でした。
宗派が分からない場合でも査定できますか
判別はこちらで行います。宗派ごとに御本尊と脇掛の組み合わせが決まっており、図像と表装の様式から見当が付きます。ご存じの範囲でお伝えいただければ十分で、分からない場合もそのままご相談ください。宗派別の掛け方や扱いは仏壇の掛軸(御本尊)の扱いと処分で解説しています。
魂抜きをしていない掛け軸でも引き取ってもらえますか
査定はお受けします。魂抜き(お性根抜き)は宗派やご家庭の考え方によって要否が分かれるもので、済んでいない場合の進め方もご相談に応じます。菩提寺がある場合は先にご相談いただくと安心です。取り扱いの際は敷き紙を用意し、床に直接置くことはしません。ご家族と相談してから決めていただいて構いません。
仏壇を処分するときに掛け軸もまとめて頼めますか
まとめてお受けします。実績では仏具一式(真鍮製の燭台・香炉・花立ほか)とあわせて2万3,000円、唐木仏壇と掛軸・仏具の一括整理(仏間まるごと)で5万8,000円という例があります。点数が多い場合や仏壇本体を含む場合は出張買取が向き、搬出もこちらで行います。遺品整理の文脈でのご相談は遺品整理・生前整理で出た掛軸もご覧ください。
印刷の御本尊にも値段は付きますか
現代の印刷による御本尊・脇掛は0〜2,000円で、三幅そろいで金襴に傷みがなければ値が付くことがあります。値が付かない場合は正直にお伝えし、供養や処分の方法をご案内します。無理に買い取ることはしません。手放し方の比較は掛軸の処分方法に掲載しています。
脇掛だけ、三幅のうち一幅だけでも見てもらえますか
一幅からお受けします。三幅そろいであれば評価は上がりやすくなりますが、そろっていないという理由でお断りすることはありません。裏書や下付の記録が残っていれば、時代と由緒を追う材料になりますので、剥がさずそのままお見せください。
仏壇の掛け軸の買取はどう申し込めばよいですか
LINEまたはメール(申込フォーム)でご連絡ください。受付は24時間です。査定料・出張料・宅配送料・キャンセル料はいただきません。ご自宅に伺って買い取る場合は特定商取引法の訪問購入にあたり、8日間のクーリング・オフと、その期間中の物品引渡しを拒む権利があります。書面をお渡ししたうえで進めます。詳しくは古物営業法に基づく表示・許可/登録をご覧ください。